夢を叶える力

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夢を叶える力

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それは。恐怖との戦いだった。

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やりたい仕事をするためのチャンスだからこそ怖かった。     ここで成果がたら、       次のチャンスが来るかもしれない。           成果が出なかったら、                  また別のチャンスまで                    待たなきゃいけない。

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やっと手に入れたチャンス 挑戦することで、  自分の道を失うかもしれない恐怖と             挑戦しないことで、                自分の道を切り開けない恐怖とが                                 同居して、          前にも後ろにも進めない崖っぷちに            立たされている気分だった。

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怖くなる度に自分に問いかけ続けた。 私はなんのためにこの仕事をするのか。   なぜ、この世界へ飛び込んできたのか。

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答えはいつも一つだった。「自分の夢を叶える力を育てる力を、持って欲しい」 だったら、その為に今できることを最大限にやるしかない。

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そうやって  挑戦と恐怖の狭間で揺れながら   やっとの思いで飛び込んだ世界。 その場所で、私は沢山の宝物を得た。

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もちろん失敗もあった。反発と怒りの直球を受けた。

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「やりたいことができるなんて、きれいごと。私たちはこの求人票の中の仕事からしか選べない。もっと現実的な話をして下さい。」

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高校生の就職環境への理解不足言葉や価値観のレベルの把握不足を痛感した。 そして。 叶えられない夢だからとあきらめ、現実を受け入れようとしている時期にいるであろう高校生の苦しみと怒りが、 胸に突き刺さった。

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でも。   私には その言葉が     自分の未来をあきらめたくないという叫びにも、聞こえた。 きれい事じゃない、あきらめる必要はない。         そのことを信じられる大人になってほしい。 きちんと高校生に届くように、伝えるにはどうしたらいいんだろう。

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挽回のチャンスは一回きり。タイムリミットは翌日の朝まで、だった。

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高卒就職という経験したことのない現実を突きつけられて、わからなくて、力不足を感じて 「できることはここまでだ」という逃げ道と 「できることは必ずある」という道への分岐点で 立ち止まったまま、          一晩を過ごした。

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そして、翌朝やっと、伝えたい言葉に巡り会った。

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「叶えたい未来へのスタートラインは、一回きりじゃない」

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現実と向き合いながら      叶えていきたい未来と、              育てていきたい可能性に 出会い続けよう             という気持ちからこそ、

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夢を育てていく力が育つ。

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彼らが今いる現実世界と   これから出会う現実世界と     彼ら1人1人の中にある可能性の世界を        ちゃんとすりあわせられるような言葉を使って 伝えよう。

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そんな想いで挑んだ       ガイダンスの終了後に                 彼女らからもらった言葉は 「可能性があるって思えた」 「うちらのためにやってくれてるって事が伝わった」 私の大切な宝物になった。

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ガイダンスが全て終わって      大事なことに気がついた。 そして。

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高校生ガイダンスは、            私にとっても 自分の夢を叶える力を育てる場だったのだと。

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一つ夢が叶って、そしてもうひとつのことに気がついた。 ゴールに見えていた場所は、スタート地点だった、と。

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ガイダンスを経て得た沢山の課題を胸に       私の心の中で、            夢が、              またひとまわり大きく、                               そして強く

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育っているのを感じた。

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E N D