ミツバチの“ダンス”:
ミツバチの“ダンス” ノーベル医学生理学賞受賞
Karl von Frisch(1886ー1982)
ダンスの踊り手が、食糧のある場所を巣箱からの方向、距離や蜜の品質を表すメッセージ
→このダンスを目撃したミツバチが、この情報を頼りに餌場へ直接たどり着くと結論
餌場までの距離の違い
「円ダンス」と「尻振りダンス」
約40年かけて究明 『ビートピア』より
「円ダンス」と「尻振りダンス」 :
「円ダンス」と「尻振りダンス」 食糧が100m以内にある時に行われ、「近くに蜜を出す花が咲いているよ。蜜を集めに行こう」という意味。 食糧が100m以上離れた場所にある時は、真ん中の直線部分が花の方向を示し、ダンスのテンポが食糧までの距離を表す。 良質で豊富な特に蜜が甘ければ
甘いほど、活発なダンス
『ビートピア』より
尻振りダンスの方角と距離:
尻振りダンスの方角と距離 真ん中の直線に上から垂線を下ろす角度は花と巣箱と太陽を結ぶ角度に一致。
「太陽を右60度に見なから飛びなさい」という意味
花までの距離が近ければ早く、遠くにあればゆっくり踊る
15秒間に5回踊った場合は「巣箱 から750mほど離れた所に花がある」と教えている
「目で見る」のではなく、 ダンスによって生まれる
「音を触角で感じる」ことで 情報を理解している 『ビートピア』 より
目的:
目的 ミツバチが巣の仲間にえさのありかを伝えるために使う「ダンス言語」はどの程度有効なのだろうか?
→ミツバチの実際の飛行路を記録し、定量的に示す
フリッシュの説の正しさを立証したい
方法:
方法 巣箱から200m西に食糧(匂い無)を置いた
尻振りダンスを目撃し、巣から出てきたミツバチを捕まえ、極小の無線追尾装置を取り付け飛行路を記録
無線追尾装置:重さ6-12mg
・巣からと、南西へ250~150m離れた所からの飛跡。
・風による飛行方向の補正。 Biotechnology and Biological Sciences Research Council and Rothamsted Researchより
Slide7:
Hive-
正しい方向に飛びたち、餌場の比較へ到着するがほとんどのハチは餌場をみつけられない
→匂いの無い食糧の発見は難しい
スタート地点から離脱したところまでの距離/蜂の飛行距離=0.89±0.07m
Release point-
巣箱と別の場所で放すと、本来の目的地と同じ距離と方向にある「間違った」目的地へ飛んでいった
→ハチは行き方の指示に従っている
0.82±0.08m
風の補正:
風の補正 風の影響を補正しながらジグザグに進んでいく
餌箱が巣からみて風下にあるとき見つけるのは大変 ハチの空中での早さ
Slide9:
まとめ ダンスは確かに役に立つが、ぴったり正確に場所を特定できるほどではない
→場所は結構適当
ミツバチが餌を見つけられない場合は、指示された場所に到着してから、さらに食糧がどこにあるのか、自分で探さねばならない時
突き止めるためには、視覚や匂いを手がかりにしなければならない